リテラシー日記

色々なリテラシーを高めていくブログです。

技術士(経営工学部門)にチャレンジします

技術者にとって最も権威のある最高位の国家資格とも言われている技術士の資格試験にチャレンジすることを決意しました。

この記事では技術士の概要と資格取得までの流れ、勉強方法についてまとめています。

技術系の資格はインターネット上に情報が少ないので、少しでも技術士を目指す方の参考になれば幸いです。僕も情報少なくて困っています。

技術士にチャレンジする理由

今勤めている会社では生産技術、SCM、生産管理、原価計算、事業企画といった分野の仕事に関わってきました。大学院まではバリバリの理系だったので少しずつ分野が広がってきており僕にとっては理想的なキャリアを積んできています。

業務上の知識や経験を形にしておきたい

技術士の資格にチャレンジする理由はこれらの分野の勉強を深め、知識を増やしながら、目に見える形で残しておきたかったからです。

元々資格取得することは好きではないのです、本質的でないというか。

他者から見て客観的に評価できる指標としてはアリかと思っています。

技術士は国家資格

技術士は国家資格です。

技術士法第二条の記載によると、「技術士の名称を用いて、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者」とのことです。

名称独占の国家資格

難しいのですが、まずは名称独占の国家資格です。名称独占資格とは法令で呼称の利用が禁止されている資格のことです。行政書士、公認会計士、弁理士、弁護士といった業務独占の資格ではありません。

客観的に一定レベル以上の技術者として見られる

業務独占の資格ではないので、資格を持ったからと言ってなにか特別なことができるわけではありません。ただし、難易度も相まって技術者としての品格を上げることができると思いました。

 

資格取得までの流れ

全体像

資格取得までの流れは技術士試験の仕組みは図を引用させていただきます。令和2年の資料を基にしていますが、令和3年度も大きくは変わらないと予想しています。

一次試験は筆記のみ。

二次試験は筆記試験と口頭試験があり、口頭試験は筆記試験合格者のみ行います。

二次試験の合格者が技術士登録をすることで晴れて技術士になることができます。

技術士への登録は技術部門毎に分かれている。

あとにも出てきますが、技術士になるには試験に合格した上で技術士登録が必要です。その際、技術部門が分かれています。技術部門は21に分かれており、機械、電気電子、建設、農業など様々な分野に渡っています。



画像:技術士試験の仕組み

(出典:日本技術士会HPより引用https://www.engineer.or.jp/contents/become_engineer.html

一次試験

一次試験は筆記のみで、科目は1.基礎科目、2.適正科目、3.専門科目に分かれており、3の専門科目は20技術部門から1技術部門を選択します。

ちなみに僕は卒業した大学(学科)が後述するJABEE認定されていたため、一次試験は免除されるようです。学生の時はあまりよく理解していませんでしたが、ここにきて役に立つときがきました。

 

JABEE認定(指定された教育課程)

指定された教育課程とはJABEEの認定プログラムのことです。JABEE認定された教育課程(大学や学校)を修了した人は技術士の一次試験が免除されます。

修習技術者

一次試験合格、もしくはJABEE認定された学校を卒業していると、修習技術者、という状態になれます。しかしこれだけでは二次試験は受けられません。二次試験を受けるためには経路が3つありますが、ここで職務経験が必要になります。

僕は経路3で受験できる

僕はちょうど実務経験が7年を超えたくらいなので経路3で受験資格を得ることにしました。ここから先の工程をこれから進めていくことになります。

二次試験

経路①~③のどれかの条件を満たすと二次試験に申し込むことができます。

二次試験は筆記試験と口頭試験があります。口頭試験は筆記試験合格者のみ行います。ここからは総合技術監理部門を除く20技術部門について記載します。

筆記試験

筆記試験は全て600字程度の記述式になり、科目は下記Ⅰ~Ⅲの通りです。

Ⅰ必須科目:技術部門全般・・・3時間30分

Ⅱ選択科目:専門知識や応用能力・・・ⅡⅢ合わせて3時間30分

Ⅲ選択科目:問題解決能力、課題遂行力・・・ⅡⅢ合わせて3時間30分

ここで重要なことは一次試験の技術部門と二次試験の技術部門は異なっていても良い、ということです。例えば一次試験を機械部門で合格していたとしても二次試験はそれ以外の部門で受験できます。

口頭試験

口頭試験は筆記試験合格者のみ行います。筆記試験の記述式問題の答案、業務経歴を踏まえ実施します。時間は約20分(10分程度延長あり)です。内容は下記ⅠⅡのとおりです。

Ⅰ実務能力(コミュニケーション、リーダーシップ、評価、マネジメント)

Ⅱ適格性(技術者倫理、継続研鑽)

技術部門は経営工学部門に決定

二次試験の技術部門は機械、船舶・海洋、航空・宇宙、電気電子、建設等20部門ありますが、僕は15. 経営工学部門の受験に決めました。会社では経営工学に近しいことを仕事にしているので迷いなく経営工学部門に決めました。ちなみに僕は大学では機械系の学科を卒業していますが、就職してからはほとんど機械のことを学んでいないので機械部門での受験は考えませんでした。

経営工学部門の筆記試験の選択科目は下の2つがあります。これからメインで勉強していくことになります。

・15-1 生産・物流マネジメント

生産計画及び管理、品質マネジメント、物流(包装及び流通加工を含む。)、サプライチェーンマネジメント、生産のための情報システム、QCDES(品質、コスト、納期、環境、安全性)及び4M(人、物、設備、資金)計画、管理及び改善に関する事項並びに数理・情報に関する事項

・15-2 サービスマネジメント 

サービス提供の計画及び管理(プロセス設計及びシステム設計を含む。)、品質マネジメント、プロジェクトマネジメント、サービスのための情報システム、QCDES(品質、コスト、納期、環境、安全性)及び4M(人、物、設備、資金)の計画、管理及び改善に関する事項並びに数理・情報に関する事項

二次試験の日程

申込期間

4月6日~4月20日

申込書類
  • 技術士二次試験受験申込書
  • 実務経験証明書

僕の場合は大学院の修了証書の写しも必要です。

  • 技術士補となる資格を有することを証明する書類

JABEE認定の書類が必要です。

筆記試験

総合技術監理部門を除く20技術部門の筆記試験日は7月12日です。

会場は12都道府県にあり、試験終了後正答をHPで公表、10月下旬に合否及び成績通知が送付されるようです。

口頭試験

口頭試験は11月下旬から翌年の1月中旬の期間であらかじめ受験者に通知する日に行われ、東京で実施します。

3月上旬に官報で公告、及び成績通知、合格者には合格証が送付されます。

受験手数料は14,000円(非課税)です。

まとめ

技術士(経営工学部門)へのチャレンジを決めたので、技術士の概要、技術士の資格を得るまでの流れをまとめました。次からは勉強方法、スケジューリングを行う予定です。

繰り返しになりますが、技術系の資格はインターネット上に情報が少ないので、少しでも技術士を目指す方の参考になれば幸いです。